地域伝承文化クラブの発表「鬼やらい」

 今日の集会で,地域伝承文化クラブのみなさんが,若宮八幡宮太々神楽の8演目のうちの一つ「鬼やらい」を披露しました。

 若宮八幡宮太々神楽は,東根市で生まれました。台風によって作物が被害にあわないように祈る「風祭り」に奉納されてきたものです。

 今日演じた「鬼やらい」は,豆まきの原型で,豆をまいて鬼を追い払う舞です。鎌倉時代末期頃から行われている伝統行事です。

 赤鬼と青鬼が楽しく遊んでいると,鐘馗(しょうき)が登場し舞を踊ります。鬼が鐘馗の舞の真似をして踊ったので,怒った鐘馗が鬼に豆をまいて追い払います。鬼を追い払った鐘馗は,風の神に祈りを捧げで舞を終わります。

 地域伝承文化クラブの5年生,6年生が,鬼と鐘馗になって堂々と演じる姿に,全校生はくぎ付けとなりました。楽しく生き生きと演じていることが伝わってくる素晴らしい発表でした。クラブの4年生の中には,「来年は自分たちが演じるんだ!」「来年も絶対に伝承文化クラブに入ります!」と宣言している子もいました。

 お忙しい中,熱心に指導してくださった 若宮八幡宮 太々神楽保存会の先生方,貴重な体験をさせていただきまして,ありがとうございました。来年度もよろしくお願いいたします。